すべて細かい手作業ばかりで、糸車をスルスルと回しながら、日本刺繍に使われる色とりどりの絹糸をとても素早く軸に巻いていく西田光子さん。14~5色ある絹糸の中から、筆1本に対して、多いもので7色、少ないもので2色、選び出し、軸になる竹の両側の中心に印をつけ、1.5cmごとに絹糸を巻いていきます。
基本の模様は、市松、青海波、うろこ、矢がすりの4種類ですが、組み合わせと色を変えることで、多種多様な模様がいくらでも出来るそうです。同じ柄でも糸を一本変えるだけで雰囲気もガラリと変わるため、出来上がりは1本1本趣が異なります。 |
現在は、六代目の西田光子さんとお嫁さんの明子さんが伝統を守っています。光子さんは、この道60年という大ベテランです。 |
同じ柄でも糸を一本変えるだけで雰囲気もガラリと変わるため、出来上がりは1本1本趣が異なります。 |
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