生地を濡らした状態で模様を描く友禅染めのことです。 独特のぼかし染めで、やわらかな色彩が特徴です。友禅染の一種でぼかしを巧みに生かした※無線友禅(むせんゆうぜん)のひとつです。職人の手によって一点一点描かれた作品はそれぞれに色の出方やみじみ方が違います。 ※無線友禅(むせんゆうぜん)とは、糸目糊で防染をする本友禅に対して、糸目糊を使わずに直接生地に模様を書いて染める友禅染のことをいいます。 |
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1680年ごろに書かれた井原西鶴(いはらさいかく)の『好色一代男(こうしょくいちだいおとこ)』の中で“祐禅(ゆうぜん)″という名が出ています。さらに1686年に出版された『源氏ひいながた』には一珍染(いっちんそめ)、茶屋染(ちゃやそめ)、江戸染(えどそめ)などの模様染とともに友禅染の名が載っていて、“友禅斎(ゆうぜんさい)″の名前も明記されています。友禅斎というのは、当時、京都の祇園(ぎおん)に住んでいた扇面画家・宮崎友禅斎(みやざきゆうぜんさい)のことといわれています。その友禅斎が、それまでに確立されていた各種の模様染技法を応用して、自由な文様表現と豊かな色彩を使って新しい模様染をデザインしました。それが友禅染の始まりだといわれています。美しい扇面画に似た華麗(かれい)な友禅染は、元禄時代には大いに流行したそうです。従来の模様技術と異なり、多色で自由な模様が描けて、水に浸けても色落ちしません。どんな絹に描いても柔軟であるという優れた特色をもつ染色法と、優美な模様とが相まって、友禅染は今日まで脈々と伝えられ、発展してきたものと言われています。 |
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18才で染色作家・斉藤才三郎(さいとうさいざぶろう)氏のもとに弟子入りし、 師事を受け1979年に独立、アトリエを持つ。 1968年、百選会入選。 『美しいキモノ(婦人画報社)』に多数出品作あり。 創作着物、暖簾などの展示会開催。 この道40年以上の「ぬれ描き友禅作家・碧三」が、和装だけでなく、Tシャツやアロハシャツなど 洋装にも取り組みました。一品一品手描きをするその作品は、本物の職人技です。 |
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当商品は一品一品職人が手描き致しますので、図柄や色が写真とは若干異なります。また、実物に可能な限り近い色の撮影を心掛けておりますが、ご使用のモニタ環境により、色の見え方に多少の違いがあります。イメージ違い、サイズ違い等、不良品以外の返品・交換はお受けできません。予めご了承ください。 |
色落ちしない様、加工おりますが、摩擦に弱い為、裏返しにしてからお洗濯してください。 洗濯の際には蛍光増白剤が入ってない洗剤をご使用ください。 濃色のものは、白色や淡色のものと分けて洗ってください。 縮みの原因になる恐れがありますので、乾燥機のご使用はお避けください。 絵の部分には直接アイロンをあてないでください。 |
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