「幡」は、日本の感性を大切にしながら、モノづくりへの想いをお伝えするために、麻業界では新しいスタイルで、「麻生地の紡績企画」から「麻製品の企画」、「1つ1つの縫製」、「製品の流通」、「店舗の運営」まで、全て自分達でトータル管理し、運営していくことで、最大限に麻の魅力をお伝えできると考えています。そして、これらの幡の麻布で、新しい発想を大切にしながら、素材を活かした素材の魅力を伝える「モノづくり」に取り組むことで、作り手として使っていただける方々を想いながら、ライフスタイルの提案をしていきたいと考えます。
幡とは
~心地よい風に雄大にはためく姿~「自然と調和した雄大な姿と、独特のデザイン・風合いの美しさ」
「 幡 」とは頭上高くに吊り下げる寺院装飾のことで、 主に、大和朝廷での儀式や祭礼の道具として用いられてきました。当時は、貴重な麻布や絹織物で作られており、 雄大な姿と文様の美しさを現在に伝えてくれます。昔、奈良できらめいた天平文化(てんぴょうぶんか)の風景のように、麻布の旗が自然環境などと調和しながら、 青空に大きくはためく姿をイメージして、「 幡 」と名づけ創作活動をしております。
1つ1つ手織りしたこだわりの麻布
奈良県にある本社の前を流れる「佐保川(さほがわ)」は、柳生(やぎゅう)から平城京(へいじょうきょう)を通る古くからの河川で、かつて奈良の伝統工芸「奈良晒(ならさらし)」のさらし加工場として、大変栄えた場所でありました。
現在でも、その名残が多く見られ、昔の面影を感じることができます。私たちは、この場所から、1つ1つ手織りされた麻布で、ライフスタイルのご提案をしていきたいと思います。
麻布の特長
水分の吸水性が良い

水分の吸湿性・発熱性が早いため、ふきんなど、日常使いに適している素材です。

清涼感がある

熱伝導・発散性に優れているので、日本の風土、文化、気質に適しています。また、汚れが落ちやすい、洗濯に強い、乾きが早いという特徴があり、清潔さと丈夫さを兼ね備えた布です。

凛とした光沢、シャリシャリした手触り

麻布は繊維自体が固い性質のため、シャリシャリした感触で、凜とした風合いが特徴です。

天然エコ繊維

成長の早い麻は、アレルギー等の諸原因となる農薬を使う必要がなく、毎日使われる雑貨やインテリア用品などの素材に適しています。

幡の麻布リネン麻/Linen(亜麻)とラミー麻/Ramie(苧麻)の違い

近年、麻布製品は、季節を問わず多くのショップなどで見かけるようになり、日々の暮らしの中で、大変身近な存在となりました。しかし、麻の種類は本当に多岐にわたります。 「幡」は、リネン麻(亜麻)とラミー麻(苧麻)を中心に、これからも麻布製品の魅力をご提案していきたいと考えています。 日本国内では、暮らしに利用できる麻布素材として、「素材:麻」と品質表示が認められている麻布は、黄麻・大麻などを除く、リネン麻(亜麻)とラミー麻(苧麻)に限られています。 これらは、麻素材の中で、最高の織物であり、肌触り、機能性ともに優れた素材といえます。 麻布の魅力を存分にお楽しみください。

繊維 水分の吸収・発散性 その他
Linen
亜麻
うすく黄色がかった白色 細く短い ラミーに次ぐ吸収・発散性 やわらかな風合いでしなやか
Ramie
亜麻
白くシルクのような光沢 長く太い 天然繊維で最も優れている 凛としたシャリ感と腰がある
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デザイン・カラーも豊富な麻のおすすめ商品
ステッチラナー 花万葉スリッパ 椿タピストリー

柔らかな曲線のステッチを施したラナー。色のバリエーションも豊富で季節のお料理によって色を使い分けても良いですね。

日本の古い歌の本「万葉集」で詠まれた花々を図案化した麻布のスリッパ。柔らかく履き心地良く仕上げました。

筆で椿の優雅さを表現したデザインのタピストリー。お部屋のアクセントに最適です。

ステッチラナー 花万葉スリッパ 椿タピストリー
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印伝一文字トートバッグ ドット柄トートバッグ ステッチバッグ

高級感ある丈夫で柔らかな鹿の革「印伝」を使用したトートバッグです。取っ手に牛革を配し、使えば使う程味わいの出るバッグです。

大胆で個性的なドット柄のトートバッグサイズ感もよく、普段使いにも便利です。

ビビットカラーでカジュアルな洋服にも合わせ易いバッグ。口を広くマチも大きく取っているのでお買い物時も便利です。

印伝一文字トートバッグ ドット柄トートバッグ ステッチバッグ
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麻製品のお手入れについて
麻布繊維には、耐久性があり、使い込むほどに、風合いある「シワ」も出てきて、当初のシャリシャリ感がなくなり、極めてやわらかで、なめらかな肌触りとなり、いい風合いが出てきます。また吸水性は、綿の4倍、絹の10倍、通気性は、綿・絹の4倍とも言われており、日々の暮らしには欠かせない素材の1つです。ご愛用ください。
麻布は、古くから暮らしの中で利用されてきた天然繊維であり、繊維強度が強いことが特徴です。しかし、天然素材のため、長く愛用していただく為に、ちょっとしたご注意も必要です。
お洗濯について

手洗いの場合・・・軽く「つまみ洗い」か「押洗い」をします。
洗濯機の場合・・・ぬるま湯(30℃~40℃)で綿製品の場合よりも少し短めの時間で洗います。
●洗剤は市販のものをお使い頂けます。蛍光剤入りは色合いなどを失わせますから、避けてください。洗剤を良く除去するため、水洗いは丁寧にして下さい。

干し方について アイロン掛けについて シワについて

麻布の四方をピンと張り、形状を整えてから干してください。お洗濯時に、ブラシなどのご使用は、毛羽だち品質を損なう原因となりますので、お避けください。

麻布は綿より乾燥し易い素材ですので、日常使いに最適で、お洗濯後の「半乾き」の状態で、伸ばしながらアイロン掛けしていただきますと、より綺麗な仕上がりになります。

麻は天然素材ですので、当然、シワはできてしまいます。しかし、綿などのシワに比べて上品な雰囲気で、シワも風合いの一つとしてご利用ください。 シワが気になる方は、霧吹きなどでたっぷり水分を与え、アイロン掛けしていただくと、綺麗に仕上がります。

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