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「浄水器」と変わらない…錫器をそのように評価する人がいます。 錫は、においがつかず錆びません。 そして保温性や防湿性に優れています。これは錫の分子が、不純物を吸収する性質があるため、水を浄化し、うまみを損なわず、そのものの味を十分に引き出す為です。イオン効果が高く、酒器として用いるとお酒がまろやかに美味しく、また花器として用いれば水がぬめりにくく花が長持ちします。中国では、昔井戸に錫を沈めていたといわれていますし、現在でも食品の缶詰の内側には錫メッキが施されていたりと、身近なところでもこの特徴が活かされているんですよ。 錫器は使い込むほどに、錫独特の温かみがあるいい艶が出て、あじわい深く愛着が湧きます。 親から子へ引き継ぎたい、まさに“一生もの“の器です。 |
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