JCRAFTS.com（日本の伝統工芸品）トップ > ショップ一覧 > THE 291　-福井鯖江のメガネフレーム-

福井県鯖江の「めがね」づくりは、国内の生産の90％を担い、世界的にも三大メガネ産地の一つとして高い技術力を誇ります。 1905年（明治38年） 冬場、雪に閉ざされるこの地域で、家の中でできる仕事をと”めがね産業”がスタートしました。よりよい商品、売れる商品を作るために新しい技術を血まなこになって吸収し、仲間が増え、職人たちが育つに従い工場として形を整えはじめ、徐々に発展を遂げました。この発展に大きく寄与したのが「帳場制度」という仕組みです。工場内に親方数人がおのおので帳場をつくり、職人を抱えて仕事を請け負い技術とコストを競い合う。これが自主独立の心をうながし、高品質なオリジナル製品を次々と生み出す原動力となりました。福井県のめがねづくりの精神は、ここにその基礎を創り上げました。 メッキ加工、レンズ製造、加工機械開発等、のフレーム作りを中心に強いネットワークを持ち、あらゆる技術開発に挑戦し続けています。1980年代にはチタン素材を使った商品化に成功。その加工は困難を極めましたが、そこで培ったノウハウは比類なきレベルまで技術を押し上げました。 現在、福井のめがね産業は、「日本の産地」から飛躍を遂げ、「独創性」「デザイン」「機能美」「新素材開発」「加工技術」を極め、「品質の日本」といわれる世界有数の産地になりました。

1 加工後の検査と調整 2 手先の微妙な感覚でフレームを調整 3 メタルフレームのロウ付け工程 4 図面と合わせて仕上がりチェック 5 繊細な技でフレームに彫刻 6 テンプルの微調整 7 加工後のメタルフレーム洗浄

「THE291」は、メーカーのオリジナル、ハウスブランドの集合体です。 「消費者に安全、安心、感動、満足を約束する」ということをブランドコンセプトに掲げ、それを具現化するため、厳しいルールと審査を設け、審査委員の認定を受けた商品のみが産地統一ブランド「THE291」を名乗れます。 産地の力をブランドの力としてまとめ、品質と独創の力をもって「メイドインジャパン」の顔になることを目指しオンリーワンたるべき産地統一ブランド「THE291」が誕生しました。 JAPANブランドは政府が地域の特性等を活かした製品等の魅力・価値をさらに高め、国内さらには海外のマーケットにおいても通用する高い評価(ブランド力)を確立すべく総合的に支援を行う中小企業庁の事業です。

TI:DU(ティージュ) TD 1007 値段：JPY 39,000 チタンよりも軽い素材ジェルラミンをフロント部分に使用。個性的でありながらシンプルかつシャープな近未来的フォルムを実現。

RAPTUM R207-2 値段：JPY :38,000 斬新なディテールと様々にコラージュされたカラーリング。 遊び心と独特の芯張り技術による品質がひとつになった市場でも人気のフレーム。

RAPTUM R306-2 値段：JPY 42,000 プラスチックフレームとチタンフレームを融合。 クラフトマンシップの技が光るスタイリッシュなフレーム。

A.　フロント レンズ枠全体のこと。左右の智元から智元までを総称して「フロント」といいます。 B.　テンプル（つる） 腕、ツルともいう。顔との接触面積も大きいため、形状面の工夫や耐久性や弾力性が問われます。最近ではサイドのデザインに中心をおくブランドやモデルも少なくありません。また、超弾性の素材を使った機能面に優れたものも多くなっています。 C.　ブリッジ（山） 左右のリムをつなぐ部位。ノーズパットがなく鼻に載せやすいように柄の部分を改良したのが一山といいます。フロント中央に位置するデザインの要でもあり、彫金などの装飾的が施される場合もあります。 D.パッド（鼻あて）[消耗品] 鼻を両脇から挟むように眼鏡を固定する部位 。メタルフレームの場合、独立したパーツで鼻に合わせて調節が可能。プラスチック製のものとシリコンなどの柔らかい素材を使用したものとがあります。 E.　リム（レンズ縁） レンズの周りを囲む縁のこと。一般的に内側に「リム線」と呼ばれる溝が掘られており、ここにレンズをはめて固定しています。レンズ周りをリムが囲む一般的なタイプはフルリムと呼ばれる。フルリムタイプではレンズシェイプとリムが同じ形をしていることがほとんどであるため、リムの形状を玉型と呼ぶことも多い。 F.　レンズ G.　レンズ止め ネジ部 H. 丁番 ヒンジとも呼び、蝶番とも書く。メガネの中で唯一の可動部分であるだけに、バネ丁番を始め、板バネや特殊素材を用いたクッション構造など、さまざまに工夫を凝らした仕組みのフレームがあります。バネ丁番は定期的（３ヶ月目安）なお手入れが必要です。 I.　先セル・モダン 耳あてともいう。テンプル先端の耳にかかる部分のことです。装着時にはあまり目立ちませんが、加重がかかる箇所で　　掛け心地の良さを大きく左右するため、形状や素材に工夫が加えられているフレームも多くあります。